私的VRChatアバターアップロード環境構築

2025年10月21日火曜日

VR VRC

t f L

 kohです。この度ThinkPad X13 Gen1(AMD)を手に入れたので、新規にVRCの編集・アップロード環境を構築しました。備忘録がてら、他人に説明するときにどういった手順で導入しているのかわかりやすくなればいいかなぁと思ってます。


あくまで備忘録程度の書き殴りなので、スクリーンショット等は少なめ、注意事項についても少なめでいく予定ですが、時間があれば都度追加しておきます。


なかなか割安で入手しました。
ThinkPad X13のレビューはまた今度やろうかなとは思ってます。

前提

Windows11であること

2025/11/11で23H2もサポート終了するので不安な方もいるかと存じますが
なるべく24H2以上にはしましょう。私は今回25H2を導入しました。

別にMacOSでもLinuxでも環境構築できますが、今回のお話からはそれるので割愛

Windowsのユーザー名は英字にしておくこと

割とフレンドのアバターアップロード等手伝っていて
アバターがアップロードできなかった原因として多かったのが
ユーザー名が日本語になっていたこと。個人的にびっくりしましたが
Microsoftアカウントと紐つける以上ユーザー名部分が日本語になる方は多いらしいです。
フォルダパスに日本語が確定で混ざってしまうので、Unityのインストール時点でまずコケます。

これの修正についてここで説明すると、解説に果てしない労力と別記事にできるくらいの内容になるので、調べて修正しておいてください。
割とローカルアカウントを作るのもありかもしれないですが。

VRCアカウントがあること

最近はトラストランクがVisitorでも、テストアップロードなら
できるようになったようなので前提としてVRCアカウントさえあれば対応可能です。
それはそれでだいぶ気合いの入ったVisitorな気がしますが。

必要ツールのダウンロード

Unity  Hub

Unityをダウンロードするのに必須。
クリエイティブプロジェクトを開始して Unity Hub をダウンロードする | Unity

リンク先の「Windows用ダウンロード」をクリックしてインストーラを入手する。

UnityHubSetup.exeがダウンロードされるので、ダブルクリックして画面に従いながら
インストール。

インストールが完了したら、Unity Hubを起動してUnityのアカウントでログイン
このとき、まだUnityのアカウントを持っていければ作成してください。

Unity 2022.3.22.f1のインストール

Unity Hubを起動すると多分今だとUnity 6.2のインストールを促されます。
が、VRChatではまだUnity 6は対応していないのでインストールは無視してください。

Unity 2022.3.22.f1をインストールします。
ただし、Unity Hub上からの直接のインストールはできないので
Unityのダウンロードアーカイブから対象のバージョンの「Install」をクリックするか
Download Archive
VRChat公式ページのチュートリアルから入手してください。


Current Unity Version | VRChat Creation

VRChatの公式ページには2025/10の脆弱性の対応について書かれてますが、現状ユーザー側には対策無しでOKのようなので、Unity Hubから警告が表示されていても無視でOKみたいです。


インストール画面になると、AndroidがどうたらiOSがどうたら開発者ツールがどうたら書かれてます。私はたまに気分でQuest対応をすることがあるので、「Android Build Support」「iOS Build Support」両方とも入れています。最近はQuest対応もストレスなくできるようになったので、今度記事にしようかなと思います。

だいたいUnity 本体で12GBくらい使います。

インストールが終わったあとのUnity Hub。
先の脆弱性関連で、「セキュリティ警告」のラベルが付加されてますが
気にしないでください。気になるとは思いますが。

ALCOM(VCC)のインストール

VRC用のプロジェクト管理ツールを導入します。
選択肢としては公式が用意しているVCC(VRChat Creator Companion)か
有志が作成したALCOM。

ぶっちゃけここは好みがあると思いますが私の現環境がALCOMなので
ALCOMを導入します。決してVCCがAWSの鯖落ちの影響で
VRChatの公式サイトにアクセスできなくなっているから入手できないとかではないです。

下記にアクセスしてダウンロードをクリック
ALCOM
Zipファイルをダウンロードできたら7-ZipとかCubeICEとかで解凍してインストーラをクリックしてインストール。(別にWindows標準の展開でもいいですがWindows Defenderが起動して厄介なので私は使うことはないです)

インストールが完了して起動すると、諸々の初期設定(バックアップの保存先、Unityの場所)を行うので、とりあえず次へを押しておけばOKです。

ALCOMの設定

VPMリポジトリの追加

毎回プロジェクトにUnityPackageを突っ込むのも面倒なので、使用するシェーダー類はすべてVPM(VRChat Package Manager)を使用して導入しておきます。

下記のVPMリポジトリを追加しておきます。
使用するパッケージもVPMリポジトリごとに解説します。
基本的に、各VPMリポジトリを追加すれば、ツールが使える認識です。

優先度高め

lilxyzw

liltoon   
現状必須級のシェーダーなのでまず入れるようにしましょう。
1.0.0と2.0.0がありますが、よほどのことがない限り2.0.0でいいと思います。
lilAvatarUtils 
テクスチャの解像度変更等
lilycallinventory 
単純な服のオンオフ、マテリアル切り替え、シェイプキー切替に使用
lilEditorToolBox
便利ツール詰め合わせ。私はScene View拡張を使ってきれいな状態のモデルをさわれるようにしています。

bd_

Modular Avatar  
アバターの衣装着せ替え等多岐に渡って汎用性のあるツール
実は服のオンオフもこれだけでできる。前提で成り立っているツールが数多くあるので
入れておくこと

anatawa12

ちなみにALCOMの作者
主にアバターの軽量化。コンポーネントをつけるだけで軽くしてくれたりとこちらも必須級。

anatawa12's gist pack
ModularAvatarや後述のTTTのような非破壊での改変を行った場合のアバターパフォーマンスを計算してくれるツールが含まれてます。ぶっちゃけどのサイトもこの機能しか紹介していないのが…

Narazaka VPM Listing

lilycallinventoryと似た感じでアイテムのオンオフができるようになりますが
こちらはかなりバリエーション豊かなメニューが作成できるので、ちょっとこだわりたい、段階的な動作がほしいときに使用しています。名前の通り、前提としてModular Avatarが必須。

Floor Adjuster
衣装を着せた際に、厚底の靴等を履いた際に足が地面に埋まるのを治すツール。
最近使用方法が新しくなり、かなり使いやすくなりました。

ReinaS-vpm-repos

主にアバターの軽量化(非破壊でのテクスチャアトラス化)、髪の毛にグラデーションを追加するなど、かなり使い勝手のいいツール

whiteflare’s vpm-repos

UnlitWF Shader
身につけている指輪が採用しているので。

優先度普

rerigferl

Modular Avatarの機能(MA Scale Adjuster)で太ももやなんやら盛っているので
ほぼ必須クラス。お陰でMAの実行忘れはなくなってます。

suzuryg

表情改変ツール。ほぼ必須級ではあるんですが、メインのしなのはほぼ顔いじっていないのであまり使っていない気もする。表情改変時がかなり重いので、別の表情改変ツールに移行を検討中。

Poiyomi's VPM Repo

Poiyomi
liltoonと同じくよく使われるシェーダー。メインで使うことはないですが
たまに購入した服がpoiyomiの場合があるので、保険として入れてます。

VRCFury Repo

海外で主流なModular Avatar的存在。
もちろん通常のツールにも入っていることがあります。
たまに使いますが、AAOとかMAと併用するとなにかしらエラーが出てる気がします。
使えているので、問題はないですがなにかうまくいかなければVRCFury外せば治る気がします。

テンプレートの作成

あまりガチガチに設定するのも良くない気はしますが、テンプレート作成機能があるので
上の優先度高をあらかじめテンプレートとして盛り込んでおきます。

優先度普については、アバターごとにいれるかどうか判断するため、基本的にはテンプレートには盛り込んでません。

まとめ

だいたいこの構成でいつも改変等実施してます。
他にもUnityの画面構成のテンプレート作成とかもあるのですがそこの説明や
私的軽量化、Quest対応とかのお話はまたの機会かなと思います。





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